前回は商店街でイリヤと会って談笑し、家に帰ってからは一昔前のコテコテラブコメイベントが発生しました。時系列はその日(2月6日)のうちの夜です。
セイバーとのハプニングによりポンコツと化した士郎ですが、ポンコツになった原因(セイバー)から、「凛との魔術訓練はいいのか?」と言われ正気を取り戻します。
そうして凛の部屋に向かったわけですが、遠坂の魔術の事とか魔術刻印の事とか、重要な事しか言ってなくて考察も長くなりそうでしたので記事を分割しました。
今までふわ~っと認識していた定義を、本格的に学び直していきます。
様々な媒体でネタバレ把握済みの人間による、Fate/stay night初プレイ記です。
このゲームのアニメ版や、型月の他作品の展開を絡めながらの考察、率直な感想を書き綴っていきます。
以下、stay night・FGO・その他型月作品のネタバレ注意!
「アニメは見たけど原作ゲームは未プレイ」という方や、「FGOから入ってリマスター版が気になっている」という方の参考になれば、あるいは、原作プレイ済みの方の考察の足しになれば幸いです。
遠坂の魔術について

士郎が凛のところに行くと、彼女は自分で注射器を使って血を吸いだし、その血を宝石に垂らしていました。
自分で自分の腕に注射器を。ひええ。
なんでも、こうすることで自分の魔力を宝石に移せるのだとか。手慣れた感じだから小さい頃からずっとやってきたことなんだろうな。
遠坂の魔術は「力の流動と転換」。一日のうちで使わなかった余剰魔力を宝石に溜めこみ、その宝石自体を魔術にすることができるらしい。
食べきれなかった夕食を冷蔵庫に入れて、次の日の朝ごはんとか弁当にするみたいな……? それはちょっと違うか?
とにかく、余裕がある時に貯蓄しておいて、いざという時に放出できるというのは便利ですね。宝石みたいな物質に自分の魔力を移せるのは遠坂の特性みたいです。
ただ、純粋な魔力としての貯蔵はできないらしく、魔力を込めた時点でその宝石の属性に染まってしまうので用途が限られてしまうとのこと。
どの宝石がどの属性、っていうのは想像なんですが、ルビーなら火属性、サファイアなら水属性、エメラルドは風属性、みたいに固定化されるということなんでしょうか。
PayPayにチャージしたら全部マネーライトになっちゃうみたいなもの? それは地味に困るな……。
魔力の種類について
そもそもの部分、魔力とは何なのかも丁寧に説明してもらえます。

大源と小源っていうのは、Fate以外の数々の創作で出てくる概念ですね。テイルズオブヴェスペリアでマナがどーたら言ってたな~という記憶が蘇ります。
大源が世界に満ちている魔力で、小源が自分自身で生成する魔力。
オドが少ない人間が魔術を使いたいなら、魔力をマナから引っ張ってくる儀式を行うのが普通なのだそう。生贄を捧げて、大人数で魔法陣囲んで「いあ! いあ!」とか唱える感じかな?
そして凛の宝石魔術や士郎の強化魔術は、自分で生成した魔力である「オド」を使って行使する魔術。
凛が簡単に魔術を使えるのに比べて、士郎が強化一つでヒイヒイ言っているのは、オドの生成量が月とすっぽん程の違いがあるから、ということなんですね。
その「オドの生成量」にどうしてそんな差が出るのかの理由の一つが、「代々魔術刻印を受け継いでいるかどうか」ということか。
魔術刻印

当主が一生かけて完成させた魔術を子孫に受け継がせ、その子孫がさらに次の魔術を完成させてそれを子孫に……と代々続けていき、それの積み重ねが魔術刻印。ご先祖様がそれぞれアドイン作ってくれてるってこと?
だから、魔術師の強さはその家系の歴史の深さに比例する。歴史の浅い魔術師の家系(ウェイバー君とか)がバカにされるのもそれが理由なんですよね。
代々魔術刻印を受け継いできた遠坂の当主である凛と、切嗣から魔術刻印を受け継いでいない士郎では、自力に差が出るのは当たり前です。
そして、魔術刻印は臓器のようなもので、分割して継承したりコピーしたりはできないのだとか。「魔術刻印はたった一人にしか渡せない」から、魔術師の家系は一子相伝なのだと。ふむふむ。
それから、私は魔術回路と魔術刻印を混同して覚えていたんですが、この二つは別々の概念だったんですね。
魔術刻印は代々受け継ぐとして、魔術回路の方も受け継いだりできるんでしょうか。魔術刻印を受け継ぐと回路もおまけで付いてくるとか?
魔術刻印が回路っぽい挙動をするから結果的にオドの生成量が上がるとか?
それとも、魔術刻印の継承とは関係なく、魔術師同士で結婚して魔術的な素養を濃くしていくことで回路を増やしている?
凛の話には魔術回路を代々受け継ぐ、みたいな説明は出てこなかったので、「魔術師同士で結婚して魔術的な素養を濃くしていく」が認識として合っているかな。
そういえば凛のお母さんは、「才能のある魔術師が生まれやすい」という性質を持った人でしたし、魔術回路の本数自体は遺伝で生まれつき決まっていそうです。
間桐家の疑問
ここまでの凛の魔術講座で、「魔術刻印を一人にしか渡せないから、魔術師の家系は一子相伝」ということは分かりました。
そこで疑問に思ったのは、桜の扱いについてです。
※凛と桜が姉妹だという、この時点で判明していないネタバレ知識を基に考察しています。
桜は元々遠坂の次女で、凛がいるから遠坂の魔術を受け継げない。しかし魔術の才能があるから、このまま一般人として成長させるのは惜しい。そんな風に時臣(父親)が考えて、間桐の養子に出したはずです。
間桐には既に長子(慎二)がいたのに何故……というのは、「あいつ魔術の才能無いから当主は桜にするし、魔術を教えるのも桜だけにするわ」という取り決めの元に決められた養子縁組だ、というのなら、「まあ慎二は眼中になかったんだろうな」で納得できます。
ただ、「うちの子は次女だけど才能ある! この才能を摘むのは惜しい!」から「そうだ! じゃあ間桐の養子として育ててもらおう!」というのが分からない……。

これまでの展開の中でも出てきましたが、間桐家は魔術師といえど、既に落ちぶれた家系です。魔術刻印の継承も何代か前から止まっているとのこと。
そんな落ち目の家系に、何故才能ある子どもを養子に出したのか?
凛が把握していないだけで、間桐……というか、間桐臓硯に桜を託すに足る理由があったということでしょうか。どんな取引があって成立した養子縁組なんでしょう。
凛が疑問に思った様子もないのもなんで? 「桜の才能を伸ばすって目的なら、あんな落ちぶれた家系に養子に出す意味ないじゃない!」ってならないのかな?
いや、そもそも凛は「桜に魔術の才能がある」ということを知らなくて、養子に出されたのも魔術とは関係ない理由だと教えられている可能性があるか。今だって魔術世界から遠ざけようとしているみたいだし。
「桜が魔術師とは関係ない一般人として育つために、魔術師として衰退した間桐に預けるんだよ」的に説明されていた……?
うーん、Zeroの知識もふわっふわしているので、色々と認識に齟齬がありそうですが、今後この疑問について解明されることを期待です。
アーチャーとの初対面
士郎に魔術刻印が無いならアプローチを変えないといけない、ということで、今夜の魔術講座は簡単な魔術知識のすり合わせだけでお開きになりました。
そして、相変わらずセイバーが隣で寝ているのが落ち着かない士郎が庭に抜け出したところ、彼に近づく足音が。

ということで士郎とアーチャーの初対面です。セイバーにやられて以来ずっと出てきませんでしたが、意図的に士郎を避けていた様子。
このまま避け続けようかな~と思っていたところ、士郎が「セイバーを戦わせない!」とか言い出したので「おいおいおい待て待て待て」と出てきたようです。世話焼きさん。
お節介を焼きに来たとは思わせない口ぶりで士郎に話しかけてきます。
しかしアーチャーの態度も冷たいものですが、士郎の拒絶反応も中々のものです。

すごい言うじゃんってくらいに否定的です。さすがに正体を察してはいませんが本能的に無理そう。
毎日鏡で自分の顔見てるくせに面影すら分からんのかって感じですが、髪色と肌色と瞳の色が変わって身長もすごく高くなって声帯が諏訪部順一になるなんて、まあ……思いも寄らないでしょうね。致し方なし。
アーチャーから士郎への感情、自分の黒歴史が喋って動いてるの見るの相当キツイだろうな~! 私が過去の自分と対面したら、もうずっとしばき回してそうです。
その点、士郎がどんな馬鹿やっても、現時点では「恥を晒すな! 滅ッ!!」とならないアーチャーは有情です。UBWでは「滅ッ!!」ってしてきますが。
兎にも角にも、この段階では忠告までしてくれます。優しい。アーチャーにとっての少年期は遥か過去の事過ぎて、士郎はもう半ば他人みたいな感覚なんですかね?

「正義の味方なんてものは、起きた出来事を効率よく片づけるだけの存在だ」
おお……。これはアーチャーの正体判明した時に頭を抱えるセリフですね。
「理想論はあくまで理想に過ぎない。おまえが理想を抱き続ける限り、現実との摩擦は増え続ける」
「いつか現実に直面し、その折り合いのツケを支払う時がくる」
「救われぬ者というのは確固として存在する」
「おまえの理想で救えるものは、おまえの理想だけだ」
う、うおー! 結構言ってる! 結構自分の顛末をバンバン言ってる!
こんなん自傷行為じゃねえか……やめてくれよ……。カルデアでピザ窯とか綿あめ機とか投影して料理しててくれ~~~!!
このアーチャー、作中時間での2月6日冒頭の夢に出てきた切嗣と同じこと言ってますね。

全てを救うことはできないから少数を切り捨てる。親子で同じところに行きついて同じように絶望して……。
切嗣の理想を受け継いで、最後までその理想を掲げたまま突き進んで死んで、そのまま止まれなくなったのがアーチャーですものね。そりゃあ結論も同じになるか。無慈悲。
UBWでのアーチャーは答えを得ますが、Fateルートのアーチャーはどんな結末を迎えるんでしょう。
Fateルートはほぼ何も知らないのでその辺も楽しみにプレイしていきます。



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