型月作品ってSNSとかyoutubeとかで溢れている情報をつまみ食いするばかりで、今までまともにやったのはFGOくらいです。ちなみに今トラオム。
これからもこんな感じで型月の表面だけ摂取して生きていくのかな~と漠然と思っていましたが、今アニメでFate/strange Fakeやってるじゃないですか。(執筆時2026/03/22)
めちゃくちゃ面白くて、俄然型月世界の理解を深めたくなって、それで……
最近空の境界を読みました。
いやそっちに行くんかーいって思うでしょう? 私もそう思います。まずFate/stay nightじゃない? て。
でも上中下巻が実家にあって……ちょうど母が野菜送ってくれるっていうから……ついでに送ってもらって……
というわけで空の境界上巻を読んだ次第です。感想書きます!
ネタバレが含まれていますので予めご了承ください。
式
空の境界コラボの時FGO離れてたし、正直あんまり印象にありませんでした。
着物と革ジャンの組み合わせカッコイイなあ~くらい。
男口調なのは「そういう性格の子なのかな?」で普通に流していたんですが、かなり複雑な過程で今の式があるんですね。二重人格(?)か~。
セイバーの式が「~なのね」みたいな女性的な言葉遣いなのは、そっちがもともとの口調? 素? なのね。
それで事故をきっかけに男人格の織が合体? 人格統合? して男口調の女の子の式になった……?
ここら辺難しい……というか結局濁されてたけど殺人してたのは織なの? どうなの?
被害者の血しぶき浴びる距離で眺めてたのは、流石に疑いようもなくないか……。殺す瞬間を見てないから違う! は式を庇いたい心理からの屁理屈なのか黒桐幹也。どうなんだ。
でもなんか黒桐幹也って原因究明とか解明とかそっち方面で異常な才能がありそうな描写が多々あるので、彼が「違う」って言ったなら「ほな……違うかあ」みたいな気持ちにもなる。今後真犯人とか明かされるんだろうか。
藤乃ちゃん
章はじめの挿絵を見て、「凶れーーーーーッ!!」の子だー! てなってそのまま読み進めたんですけどあのあのあの、
この子の初登場これでいいんですか……?
あまりに淡々とあんまりな境遇を描写されてびっくり通り越して虚無だったんですが……最初からクライマックスっていうか、最初からもうどうしようもなくないですか?
あそこまでの境遇にする必要があった?? いや、彼女が殺人に走る動機を支えるためには、彼女の元々の生育環境が終わってて、殺される側がどうしようもない屑で、殺されても仕方がないと思えるような所業をしてないと彼女にヘイトが向くから必要な描写だったのか……? それでもあんまりにもあんまり過ぎないか?
実を言うと、式(と黒桐幹也)が主人公なのに藤乃ちゃんのインパクト強すぎて藤乃ちゃん関連の記憶しか残ってないです。藤乃ちゃん……藤乃ちゃん……
彼女は……これから幸せになれるんですか……? いや、彼女にとっての幸せとは……?
彼女の父親ってか、一族がもう彼女にとってダメじゃないですか。あの局面で生き残ったとて、その先は? 病気を治してくれてありがとう式ー! だけどこれからの藤乃ちゃんの人生どうなるの? で情緒しっちゃかめっちゃか。
かかりつけのお医者さんだって、心底から心配していましたみたいな描写があったけど、今まで彼女の異変とか気付いてあげられてなかったわけで。
背骨を折った(ひびが入った?)段階で気付くもんじゃないの? それ以前に、人為的に痛みを消されてたことについてはどこまで噛んでんの? 全く知らないの?
先行き……見通せなさすぎる……!
藤乃ちゃん……彼女には幸せになってほしいけど、でも彼女が幸せを感じられる、生きていると実感できる行為が殺人なら、だったら共存はできないねやむを得なし、という結論になってしまう……藤乃ちゃん……ここから入れる保険はどこ……? ここ……?
彼女の幸せを願うことすら私のエゴ。ウ”ウ”ーーーッ! 藤乃ちゃん……。
ブロードブリッジの戦い
この橋が盛大にぶっ壊された時、「職人さんの汗と涙の結晶がーーーーー!」ってなったんですよね。勝負の結末うんぬんよりまず先に。
だってこれ被害総額いくつ……もうほとんど完成してたのにこんなことある? 次の日出勤しようとしてボロボロになった橋を見ることになる土木作業員さんたちに涙を禁じ得ない。
藤乃ちゃんを散々迫害してきた父親の事業がポシャったのは愉悦でしたけど、でも現場の人たちは一体どうなってしまうのか。
そもそもこの橋の建設について地元住民のウケが悪いのはなんでなんだろう。対岸同士がつながって移動時間短縮できるなら便利でいいやん? って思ったんですが地元民的には「違う、そうじゃない」って感じなんですかね。
何はともあれ、そのブロードブリッジの戦いですが、なんというかすみません、式を応援するべきかなとは思うんですが、私は藤乃ちゃんに心を掴まれし者なので……。
「ウオーーー! 式、頼む! 藤乃ちゃんを殺さないでくれーーーーーッ!!!」
って感じでハラハラ読んでました。いや、前述の通り、ここで生き残ったとて……って感じなのは重々承知ではいましたが、それでもこのまま死んでしまうのはあんまりにもあんまりなので……。
まあ藤乃ちゃんの能力がバケモン過ぎて、このままこれが野に解き放たれたらヤバいっていうのは分かっているんですが……そこをなんとか! そこをなんとか!
あと、それはそれとして戦闘慣れしていない普通の少女がえげつない能力を駆使して殺しにかかってくるの、おいたわしさも加わって、なんか、いいですね……。
そういう普通の少女感を醸し出しながら、最終的にバカでかい橋を透視して折り曲げてくるのは暴の化身過ぎていっそ笑いが出ます。そもそも魔眼って脳に負担かかるんじゃなかったっけ(型月にわか知識)。彼女の脳みそ無事なんだろうか。
それから式なんですが、直死の魔眼があるから強い! は分かるんですが、あの身体能力は何なんですか? 魔術師とかではないんですよね? この先中巻下巻で説明されますか?
それから藤乃ちゃん、この先の巻で彼女に救いはありますか?
総評
痛覚残留から全部藤乃ちゃんに塗りつぶされてしまったので、飛び降り教唆の幽霊さんとかが本当に印象薄くて……すみません巫条霧絵さん。
式と黒桐幹也については、最終的に結婚して娘さん授かるんでしょ? っていうのはFGOで知ってるので死ぬことはないんだろうなという安心があるんですよ。でも藤乃ちゃんは違うじゃないですか。FGOのイベントも全部やれてないから藤乃ちゃんの今後が分からない。
とにかく、彼女にとって納得のいく結末を迎えられることを望みます。藤乃ちゃん……。


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